ゴジラ松井“入閣”演出 追い込まれた侍ジャパンの台所事情
「侍ジャパンの入閣打診か!?」
スポーツマスコミが色めき立った。
6日、野球日本代表の小久保裕紀監督(42)が巨人キャンプを視察。臨時コーチを務める松井秀喜(39)と挨拶を交わすや、一斉にカメラマンがシャッターを切った。
「入閣? いやいや、(そういう話は)全然(ない)。2人で写っている昔の写真を大事に取っておいている、とかそういう話」
とは松井。一方の小久保監督は、「相変わらずナイスガイ」とゴジラを持ち上げ、こう続けた。
「入閣? 声を掛けたらノーとは言えない人。(年は3つ下だが)ジャイアンツでいえば大先輩。<何かあったら力を貸してもらいたい。ご協力お願いします>とは言っときましたけど」
リップサービスもあるだろうが、あながちそうとも言えない事情が侍ジャパンにはある。
さる球界関係者がこう言った。
「今年11月に8年ぶりとなる日米野球が日本で開催される。侍ジャパン対大リーグ選抜というカードで、年明け早々にもその概略が発表されることになっていた。その発表がここまでずれ込んでいるのは、大リーグ選抜の人選が難航を極めたからといわれている。大リーグ各球団のトップ選手を集めたいが、シーズンオフの11月にわざわざ日本までやってくるスーパースターはそういない。目玉のひとりと期待するダルビッシュの凱旋も微妙だと聞く。フタを開けてみれば選抜とは名ばかりのメンバーになる可能性もある。8年ぶりに開催する日米野球に閑古鳥が鳴くというんじゃカッコがつかない。ゴジラが侍ジャパンのコーチになってくれれば、という待望論があるのです」