ゴジラ見たさに渋滞も 加速しそうな巨人「松井監督」待望論
最高のファンサービスになった。
9日の巨人キャンプ。ランチの時間を利用して臨時コーチの松井秀喜(39)が、フリー打撃を行った。22スイングして柵越え5本。4スイング目に右翼席に初の一発をぶち込み、「照れ隠しでやった」と言うガッツポーズも見せると、見守った首脳陣、ナイン、そして3万7000人のファンからは、ヤンヤの歓声が上がった。
「音が凄い。これだけブランクがある中で、あれだけ打てるのはさすが」
とは、打撃投手を務めた阿部。坂本が「別次元過ぎて、一ファンとして見ちゃった」と口をアングリさせれば、鈴木も「DHならまだ30発、40発は打てるんじゃない?」と目を白黒させていた。
「(ベンチに)戻ってきた時に『契約、契約』と言っていた。支配下枠はまだ空いてるしね」とは、視察に来ている桃井球団社長。
現役復帰を示唆する悪ノリだったが、この日はゴジラ見たさにサンマリンスタジアムへとつながる国道は朝から大渋滞。改めて注目度の高さ、存在感の大きさを見せつけ、松井監督待望論がいよいよ加速するのは間違いない。