巨人“絶対リリーバー”山口の復帰に胸をなで下ろした2選手

公開日: 更新日:

「生命線」が開幕に間に合った。
 左肩の炎症で出遅れていた山口鉄也(30)が11日、DeNAとの二軍戦で実戦初登板。打者4人を無安打1四球2奪三振。最速は145キロだった。

 6年連続60試合登板の鉄腕がキャンプ中に「左肩の脱力感」を訴え、緊急帰京した時、チームに衝撃が走った。首脳陣に「阿部以上に代わりがいない存在」といわれる絶対的セットアッパーだけに、これで原監督も一安心。中でも手を叩いて喜んでいるのは、西村健太朗(28)だろう。

 昨季球団記録の42セーブを挙げ、初のタイトルを獲得。それでも絶対的な存在ではないと自覚していた。昨季中、西村はこう漏らしていた。

「ボクはまだ守護神だと思っていない。セーブがついているのは、その前にマシソンと山口さんが、ただ抑えるだけじゃなく、相手の戦意を喪失させてくれるから。九回のマウンドに立つとそれがよく分かる。ボクは最後に出ていっているだけ」

 勝利の方程式は3人でセット。山口が欠けようものなら、昨季のようにセーブを量産できないかもしれないから、西村にとっては死活問題なのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…