実戦ごとに課題浮き彫り マー君支えるベテラン黒田の金言
実戦マウンドを踏むごとに課題が浮き彫りになっているのがヤンキース・田中将大(25)だ。
オープン戦3試合目の登板となった16日(日本時間17日)のブレーブス戦は「球数を少なくすることを意識した」のに、五回途中までで74球。中でもツーシームの制球に苦しみ、球数を費やした。
「反省点も試合で感じたこともたくさんある。今後は自分のチェックポイントを確認しながら開幕まで調整していきたい」と話す田中にとってベテラン右腕の存在が生きた教材になっている。同じ日本人の黒田博樹(39)から貴重な助言を得ているからだ。
■「すべての経験を伝えたい」
黒田は今季加入した正捕手マッキャン(前ブレーブス)とともに日本時代の田中の投球をビデオで見た際、単調になりやすい点を指摘。田中からアドバイスを求められると、特に武器のひとつであるフォークに関してこう諭したという。
「使い方を考えた方がいい。今のままでは対戦が2~3巡もすれば相手に見切られる恐れがある」