日体大に「飛び級」合格も…激化する大学の高梨沙羅“争奪戦”
「先週の半ばあたりから高梨のマネジメントを仕切る関係者がスポンサーに、『近々(記事が)出ますよ』と説明に行っていた。沙羅のイメージアップを含め、用意周到に行われた感がありますね」
とは某広告関係者。
■まだまだ早大が有利
それではこのまますんなり日体大入りかといえばそう簡単にはいかないようだ。まだまだ早大の方が有力だからだという。早大は高梨のために独自のカリキュラムを組んで、迎え入れる態勢を整えているという。
「早大は卓球の福原愛を07年4月にスポーツ科学部にトップアスリート入学で合格させた。大会で中国はじめ世界各地を転戦する福原に、やれ授業だ、リポートだなんていっても初めからムリ。それでも大学に顔を見せない福原を教授会が、『一体どうなっているんだ!』と問題にした。結局、福原は競技と大学の板ばさみになり、10年3月に退学せざるを得なくなった。早大も福原もすっかり印象を悪くした。それに懲りて早大は受け入れには高梨サイドの意向を十分くみ取り、冬の競技という事情も加味。講義なども高梨用の特別なカリキュラムを組む方針です。また人間科学部の人間情報科学科(eスクール)に在籍するフィギュアの羽生(結弦)のようにカナダに在住しながら、パソコンを使って講義を受けたり、リポートを提出するやり方もある」(アマチュア担当記者)