日体大に「飛び級」合格も…激化する大学の高梨沙羅“争奪戦”

公開日: 更新日:

 早大は日体大とは逆に3年間の高校生活をまっとうした上で入学させる方針だ(高梨は現在、札幌のグレースマウンテン・インターナショナル高の2年)。

 進学に備えてか、高梨はすでに都内にマンションを借りているという。スキー部が北海道に拠点を置く東海大学は一歩後退とみていい。

■25日の帰国後に最終結論

 高梨は大学進学に当たっては、スキー技術のレベルアップだけでなく、将来、指導者になることも念頭に置いているそうだ。両大学はその点でも天秤にかけられることになる。

「飛び級」入学となれば4月から日体大に通うことになるが、両親の立場や早大からさらなる有利な条件を引き出すためのアドバルーンではとの声も聞かれる。高梨にとってはもちろんだが、少子高齢化で生き残りをかける大学にとっても、知名度のあるアスリートの獲得は重要な問題だ。

 16日のW杯ジャンプ個人第18戦は強風で中止になった。最終戦は22日にスロベニアで行われ、25日に高梨は帰国の予定だ。その後、両親らと相談。それぞれの考え、思惑が入り乱れる「大学入学問題」の最終結論が出されることになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情