都立で初出場小山台の福嶋監督「練習量は日本一少ない」
――それでいて昨秋は強豪の私学を次々と倒しました。
「これまでたくさん勝ってます。堀越、早実、修徳、桜美林、関東一……。東海大菅生も。頭脳と集中力は負けていない。練習も勉強も短い時間で上達しようと思えば、集中力が必要。作戦面でも無死一塁で強攻させたり、セオリーを度外視する時もあります。普段から生徒には『毎日を精いっぱいやれ』と言っている。部活も勉強も学校行事も全部。普段の生活の中に野球がある、という気構えを持って心を鍛えていけば、本当の技術が身につくはず。私学のように寮があって練習設備が整っていて、長い時間ビシビシ鍛え上げても、精神面が伴わなければ技術は進歩しないと思う。あとは相手が2番手投手を先発させるなど、ナメてくれるからじゃないですか(笑い)」