鶴竜昇進で「横綱全員モンゴル勢」…相撲協会の“痛しかゆし”
大相撲春場所は大関鶴竜(28)が初優勝。千秋楽の23日に琴奨菊を寄り切り、14勝1敗で初めての賜杯を手にした。
「うれしいです。ただそれだけです」
と話す鶴竜の横綱昇進を議論するため、場所後に審判部が臨時理事会の招集を要請。先場所も14勝1敗で優勝に準ずる成績だったことで、昇進はほぼ確実だ。
となれば横綱は白鵬、日馬富士、鶴竜のモンゴル出身の3人。これまで以上にモンゴル勢に好き放題されるのは間違いない。
■あからさまだった? 横綱2人の取り組み
ある角界関係者が言う。
「あからさまだったのが、鶴竜に負けた横綱2人です。日馬富士は11日目の取組後、支度部屋でしきりに右ひじをさすっていた。白鵬は13日目に琴奨菊に負けた後、土俵下で右手を押さえて10秒以上うずくまっていた。いずれも鶴竜戦の前日で、しかも揃ってコロリとやられたわけです。協会内でも『ケガだから鶴竜に負けても仕方ない、という小細工じゃないのか』ともっぱらでした」