巨人“強力打線”沈黙の一因に「長身外国人投手アレルギー」

公開日: 更新日:

■春以降、さらに悪化?

 現役時代に2000安打を達成している評論家の山崎裕之氏はこう見る。

「190センチ以上ある外国人投手から投げ下ろされると、打者の目線は上がってしまう。厄介なのは高めの直球と低めの変化球。チーム本塁打が常にトップの巨人は長距離打者が多いこともあって、他のチームより自然と打者のアゴが上がってしまうことも苦手としている要因かもしれない。今年のボールはさらに飛ぶようになったと、長打狙いの大きなスイングをしては相手の思うつぼ。大型投手の泣きどころでもある足元へコンパクトに打ち返すことが基本です」

 15日からは今季初のヤクルト戦。昨季の最下位球団で今季も指定席のBクラスに座る“カモ”を相手に、調子を取り戻したいところだが、初戦の先発は新外国人のナーブソン。191センチ、93キロの大型左腕は、巨人とのオープン戦で4回無失点と好投。ヤクルトの小川監督が「巨人対策」として投入する“秘密兵器”だという。

 花粉症の人にとってつらい時季はあと少しでも、巨人の“アレルギー症状”は春以降、さらに悪化する恐れがある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動