巨人“強力打線”沈黙の一因に「長身外国人投手アレルギー」
巨人の超強力打線が突然、打てなくなった。
統一球が「飛び過ぎる違反球」と発覚した後の甲子園での阪神3連戦でわずか2得点と打線が沈黙。チーム打率こそ、.309とリーグトップをキープしているものの、ライバル球団のスコアラーが急降下した一因に挙げるのが「外国人投手アレルギー」だ。
実際、甲子園の初戦で阪神メッセンジャーに8回1得点と牛耳られてから巨人打線がおかしくなった。巨人は阪神との開幕カードの1戦目と3戦目にそれぞれ12得点と打線が爆発したが、メッセンジャーが先発した2戦目だけは敗れた。中日のカブレラにも1敗。今季、相手の先発が外国人投手だった3試合で全敗中なのだ。
リリーフ投手を加えると、さらに苦手っぷりが顕著に表れる。阪神の新守護神・呉には3イニング、DeNAのソーサと広島のミコライオと合わせると計5回を無得点、1点も奪えていない。
巨人はもともと、長身のパワー系外国人投手を苦手にする傾向がある。例えば、昨季まで阪神に在籍していたスタンリッジ(ソフトバンク)には昨季7試合で3勝2敗も打率は.233。ボールが飛ぶとされる東京ドームで2度の完封勝利を献上した「天敵」だった。