マー君「序盤失点」続きで囁かれる“正妻”との不仲
「マッキャンはブレーブス時代、スモルツ(213勝154セーブ)とバッテリーを組んで徹底的にリードを仕込まれ、リードに優れた捕手として定評がある。そのマッキャンですら日本の捕手のように、決め球から逆算するような繊細なリードはしていないのが現状です」と、アメリカ野球愛好会副代表の鈴村裕輔氏がこう続ける。
「メジャーの捕手はいかにして投手から最高の球を引き出すかが重要視され、最高の球を投げて打たれたのであれば仕方がないというとらえ方をする。何より強肩で、ボールを後逸しないことが求められます。特に最近は打つことが要求される傾向が強い。なので田中のような制球力とコンビネーションで勝負するタイプの投手には、どうしても物足りなく映るのですよ。控え捕手と組んだところで、もっと苦労するだけかもしれません。例えば頻繁にクビを振るなどして、自分が配球の主導権を握れるようにしていくしかないと思いますね」
田中にとって配球は死活問題。成績に直結するのだから、ルーキーだろうと遠慮している場合ではない。今後はマッキャンのサインに対し、納得するまでクビを振り続けるしかなさそうだ。