マー君「序盤失点」続きで囁かれる“正妻”との不仲
2人がしっくりいかなかったのは初戦に限らない。2戦目のオリオールズ戦の終盤には、田中がマッキャンのサインに対してクビを振りながら「違う、違う」とでも言っているのか、つぶやくシーンも。その表情には怒りがにじんでいた。テレビ画面を通じて、両者の呼吸の乱れはハッキリと伝わってきた。
■控え捕手の起用も検討
ヤンキース首脳陣は2人の関係を察知。「特にジラルディ監督とペーニャ・ベンチコーチは捕手出身ですからね。このままじゃ、チームにとってマイナスだと、田中が投げるときにはセルベリら控え捕手を起用することも検討している」(前出のニューヨークメディア)という。
マッキャンは昨年まで、強豪・ブレーブスの正捕手を務めていた。特に一昨年までは「打てるキャッチャー」として、守備より打撃面の貢献度が高かった。昨年まで6年連続20本塁打をマーク、ヤンキースに移籍した今季も中軸を打っている。要するに看板は「打撃」なのだ。
リーグをまたいで移籍した今季、捕手であれば何より先に他球団の打者を研究すべき。だが、「打てるキャッチャー」であるがゆえに、他球団の打者より投手の分析に力を注いでいるのではないか。