孤高の仮面をかなぐり捨てたイチローの変質はどういうわけだ?
颯爽と移ったヤンキースでは日米通算3000本安打を放つも、ファンの視線は冷淡だった。なぜ冷淡かはひとえにその「上から目線」による。
このままではメジャーの最多安打記録の更新という野望も危ういと本人も焦り始めたのではないか?
ここへきて孤高の仮面をかなぐり捨てて他人への称賛を心掛けているように見える。
「松井秀喜のすごさは、ヤンキースというチームに長く居て存在感を示したことだ」
「わが身に引き比べて」とまでは言わぬが、松井がどれだけファンに愛された選手だったかを口にするようになった。あのイチローがだ!
もちっと早くその言葉が聞きたかったぞ。
せめてヤンキース監督よ。出しゃコツンコツンとヒットを打つではないか。引導を渡す前にもうちょっと試合に出してやれ。田中将大に投資しすぎて振る袖もなかろうが、今辞めて帰って来たところで、若い頃断ったことがアダとなって国民栄誉賞をやろうとは安倍晋三も思うまい(バカだからまた政治利用して柳の下のドジョウをねらうかもしらんが……)。
やや遅きに失した感は否めないが、おまえの母国にゃ教訓になる句もあるのだ。戒めとすればよかったものを。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」