「点を取る練習が足りない」 釜本邦茂氏がFW大迫に苦言
ワントップに誰が起用されるのか? 興味を持ってコスタリカ戦のキックオフを待った。と言いながら、まずDFについて話しておきたい。
問題山積だね。失点シーン以外にも危ない場面はあったし、CBの吉田も森重も、SBの内田も今野も反省して欲しい。 DF同士の連係、MF陣とのコンビネーションなど手間暇かけて修正を図りたいところだが、そんな時間的余裕もないし、そもそもザッケローニ監督は「得点が相手よりも多ければ、何点取られてもいい」が持論の指揮官だ。となると守備の整備よりも、誰がどんなパターンでゴールを奪うか、その精度を高めていかなければならない。
コスタリカ戦ではFW大迫が先発し、後半31分に代わって登場したFW柿谷が、久方ぶりにゴールを決めたね。Jリーグでゴール欠乏症だった柿谷も、精神的に楽になったんじゃないかな。あのゴールは、何よりもポジショニングが良かった。あれは「点を取る感覚」が体内に満ちあふれているからこそ。自然と「ボールのこぼれるところ」にいる。この感覚をブラジルに行っても、絶対に忘れないで欲しい。