W杯放映権は総額400億円? 1次L敗退なら民放マッ青
■全64試合を無料でテレビ観戦
実は今回のW杯は、過去3大会で放送権を買った有料テレビのスカパーが中継を断念。JCが400億円を払ったおかげで、NHKの受信料を払っていない人でも無料で全64試合がテレビ観戦できる。
「W杯の全試合をほとんど無料で見られるのは日本など限られた国だけです。出場国でも全試合を中継しないところもあるし、地上波で見られない試合は有料のペイテレビで観戦するしかないという国も少なくない。サッカーの実力はともかく、大会前の連日の大騒ぎも含めて、日本のテレビ局のフィーバーぶりは世界屈指です」(担当記者)
こんな話もある。日本が初めてW杯に出場した98年のフランス大会。日本は1次リーグでいきなり2敗。3戦目にやはり2敗しているジャマイカと対戦した。ともに1次リーグ敗退決定で完全な消化試合だった。だからだろう、ジャマイカのテレビクルーは来なかったが、日本は生中継。地元のテレビ関係者に「わざわざ中継するのか?」と驚かれたそうだ。
今も昔も変わらぬテレビ局のW杯狂騒曲。大金出しても報われるか否かは、日本代表の頑張り次第である。