王者スペイン屈辱大敗…オランダには「飛ばしすぎ」懸念の声
「無敵艦隊」がまさかの厳しい船出となった。
08年欧州選手権、10年南アフリカW杯、12年欧州選手権を制するなど長らく世界ランク1位の座に君臨してきたスペインが、オランダに1―5の大敗を喫した。
前半27分、FWディエゴコスタ(25)がPKを獲得。幸先のいいスタートを切ったものの、44分にロングパス1本から同点ゴールを奪われて流れが変わった。
スペインは、5バックで守備を固めてきたオランダに対し、持ち味である短いパス交換から相手守備陣を崩していくスタイルが噛み合わない。攻撃の起点であるMFイニエスタ(30)も徹底マークで封じられ、攻め手を欠いた。
後半8分、またしても左サイドからのロングパスで逆転ゴールを許すと、19分にはFKから失点。その後も、GKカシリャス(33)が味方からのバックパスを不用意に大きくトラップしたところを奪われてゴールを決められたり、1対1で競ったCBピケ(27)がスピードで振り切られてゴールを許すなど、ボロボロのまま初戦を終えた。