猛批判に社長は…阪神が毎度「株主総会」に振り回されるワケ
和田監督の去就については「シーズン中なので回答を控えたい」と話したものの、周辺からは「株主総会は球団人事への影響力が大きいのか、11年の総会では真弓監督批判が出て結局、解任され、12年は城島、小林宏を『不良債権』と突き上げられると、その年のオフに2人は退団した。今年は和田監督と福留がクビになる番じゃないか」と、囁かれる始末だ。
さらに、「カネでチームをつくるのはやめていただきたい」と初老の男性からフロント批判が飛び出す荒れようだった。
■本社の社風に関係している?
それにしてもいくら株主相手とはいえ、球団トップが球団批判に対して頭を下げて釈明、オフの人事にも影響する構図は他球団では考えられない。
前出の井箟氏は、「負けている時は『ごめんなさい』と言うしかない。フロントは現場を守ってやるべきなのに、批判をフォローするようなことを言うのは良くないですね。阪神は人気球団であり、親会社が鉄道会社でファンに身近でもある。だから批判意見も出やすいんでしょうが……」と言う。