一発病は相変わらず…巨人・沢村「1軍昇格」に期待と不安

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 右肩痛からの復活を目指す巨人の右腕・沢村拓一(26)が24日、二軍の楽天戦に先発。MAX151キロを記録し、「今までで一番いい球を投げられた」と、今季初の一軍昇格に自信を見せた。

 3回3分の1で51球を投げ、3安打1失点。あの力のあるボールが戻りつつあるのは確かだ。見守った川口投手総合コーチも「アイツらしい投球だったと思います」と安心した様子だったが、持病と言ってもいい「一発病」も相変わらず。この日も雷雨でノーゲームとなる直前、高めに浮いた148キロの真っすぐを高卒3年目の楽天・三好に左翼フェンスの先へ打ち込まれた。

 自らの球威を過信する沢村は変化球の制球難もあり、投球が単調になって長打を食らうことが少なくない。1年目の11年にセのワースト3位タイの14被本塁打、12年は同5位の12被本塁打、昨年も同4位タイの18本塁打を許した。「アイツらしい投球」と言った川口コーチの本音は、こっちを指してのことだったかもしれない。

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