“余剰戦力”が一転…巨人・亀井獲りを狙う他球団が歯ぎしり
交流戦MVP候補
巨人は24日、東京ドームで練習を再開した。2年ぶりの優勝を飾ったといっても、交流戦のチーム打率は.255。「今日は打ち込みデー」とし、フリー打撃に時間を割いた原辰徳監督(55)は、交流戦終盤の3番亀井、4番村田、5番阿部のクリーンアップを「今のベスト」と言い、交流戦のMVP最有力候補の亀井については「アンダーソンが本調子ではない中で、カメ(亀井)が入って打線が良くなった。うちのチームで振る力が一番ある。見てて悲壮感があるのがいい」と持ち上げた。
1番坂本、2番片岡、3番亀井の並びも「良さが出つつある。そこはスタイルを変える必要はない」と、これまでの猫の目打線が固まりつつあることを示唆。原監督の思考の中心にいるのが打率.356の亀井なのだ。
春季キャンプで右手人さし指を骨折したが、5月31日に一軍昇格すると、交流戦16勝中4度の決勝打と勝負強さを発揮した。
■「もう出番はない」はずが…
これに歯ぎしりしているのがセ・パ複数球団の編成担当者だ。二軍でリハビリを続ける亀井に「巨人ではもう出番はないだろうね」と目を光らせていたところ、5月に入って外野手のセペダがキューバからやってきた。