なぜか巨人戦で投打爆発 「最強の最下位」ヤクルトの破壊力
試合中のダッグアウトでは泰然自若としているように見える巨人の原監督だが、実は、帽子を叩きつけたり、ベンチを蹴飛ばしたり、コーチを怒鳴りつけたりと、楽天の星野監督ばりに怒りを爆発させることが珍しくない。
そんな指揮官が今季、中でも荒れるのがきょうから3連戦のヤクルトとの試合だそうである。
今季の対戦成績は巨人の7勝6敗。ヤクルトは5位のDeNAにも5.5ゲーム差をつけられぶっちぎりの最下位に沈んでいるが、12球団2位のチーム打率.286をマークする超強力打線が、なぜか巨人戦になるといよいよその破壊力を発揮するものだから、原監督もアタマにくるのだろう。
「投げる球種が分かっているんじゃないか、というくらい、ヤクルトの打者は初球からフルスイングしてくる。いきおい、首脳陣の怒りの矛先がバッテリーやスコアラーに向けられるわけです」
と、巨人チーム関係者が言うように、ヤクルト打線の巨人戦打率はなんと.320。主砲バレンティンが.372、5本塁打と打ちまくれば、雄平は.419、畠山.371、山田.311と主力打者が軒並み巨人投手陣をえじきにしている。