敵地でも大歓声 西武「代打・森」が“夜9時の男”現象に
ビジターチームの代打とは思えない人気だ。
19日に行われたソフトバンク―西武戦。同点の九回2死一、二塁の場面で西武の田辺監督代行は炭谷の代打に高卒ルーキーの森友哉(19)を起用。「代打森」がコールされるや、西武ファンはもちろんのこと、ホークスファンすら大歓声でこれを迎えたのだ。
結果は空振り三振だったとはいえ、対戦したソフトバンクの五十嵐にとっても楽な相手ではなかったはず。2-2に追い込んでから伝家の宝刀フォークを投げなければならないほど、打席では長打のにおいがプンプンする構えだった。
■代打で使わざるを得ないチーム事情
そんな森が出てくるのは決まって試合終盤。18日も代打で出場したのは九回。15日こそスタメンDHだったものの、これは定位置の中村が不調だったから。16、17日は延長十回と十二回から出場。さらにさかのぼれば、13日は延長十二回、14日も八回から代打で起用されている。
田辺監督代行は「森は左も右も関係ないから、代打で使っていく方向。早めの代打? 守備との兼ね合いもあるから……」と話していた。