「下半身を相当鍛えている」 “先輩”中田翔が見た西武・森友哉
高卒ルーキーながら、代打での2発を含め3試合連続本塁打を放った西武の森友哉(19)。18日のソフトバンク戦には、九回に代打で登場。空振り三振に終わり、17日(対日本ハム戦)の代打での四球を挟む4試合連続アーチはならなかったものの、8月上旬の本格一軍デビュー以来、その活躍ぶりに注目度はうなぎ上りだ。
そんなルーキーの活躍を目を細めながら見守っているのが日本ハムの主砲・中田翔(25)だ。
言わずと知れた大阪桐蔭高の先輩。森とは年齢差もあり、「先輩っていっても接点があまりないからね。(性格を含め)本当のところはよく知らん」と言いながらも、その打撃に関しては「間違いなく日本を代表する打者に成長するよ」と太鼓判を押す。
森の打撃フォームは両ヒザをグッと曲げ、下半身をどっしりと安定させる独特のスタイル。中田は過去に「ガニマタ打法」を取り入れるなど、同じように低い重心からの打撃を試みた。そのうえで、森の凄さをこう説明する。
「オレとは右と左の違いはあるけど、森のあの体(身長170センチ、体重80キロ)で低い重心のフォームから強い打球を打てるというのは、相当(下半身を)鍛えてないとできない。それを平然とやってる。森の1発目のホームラン(14日、対オリックス戦)も映像で見たけど、強い弾道で逆方向(左翼)やろ? あんなの簡単には打てない。みんなが注目するのも当然でしょ。絶対に凄い選手になるって」