“天敵”オリックス森脇監督の契約延長にソフトBが戦々恐々
「森脇さんは09年の秋季キャンプ中に、突然フロント人事でクビを切られた。これには本人はおろか、選手も唖然呆然。当時、評判の悪かった一部フロントの暴走だっただけに、ほとんどの選手が森脇さんに同情。中には涙を流して、『今のフロントはおかしい!』と非難する選手もいた。それが敵といわれても、やりにくいことこの上ない」
それだけに、森脇監督の“お願い”を断る選手はいない。昨季1月の自主トレシーズン前、本多は森脇監督から電話で、「ウチに安達ってイキのいい内野手がいるんだけど、自主トレで面倒を見てやってくれないか」と頼まれると二つ返事で快諾している。
森脇監督はさらに投手陣から人望のあった馬原を、FA移籍した寺原の人的補償として獲得し、再生させた。球団内では「馬原さんをプロテクトから外していたことがおかしい。オリックスで復活してくれてよかった」という声すらある。
来季はもちろん、この2球団の優勝争いもがぜん面白くなってきた。