ダルビッシュの復帰は見送り濃厚 GMが“今季終了宣言”
今季開幕前にはサイ・ヤング賞の筆頭候補にも挙げられた日本人右腕が一足早くオフに入りそうだ。右肘の炎症で故障者リスト(DL)入りしているレンジャーズ・ダルビッシュ有(28)の今季中の復帰が見送られそうだからだ。
ジョン・ダニエルズGMは25日(日本時間26日)、地元ラジオ局の番組に電話出演し「日程を見ればシーズンは残りわずか。彼(ダル)が再び投げられるようになるかどうかはわからない」と話し、今季登板しない可能性をほのめかした。
チームは開幕前から故障者が続出したこともあり、ポストシーズン進出争いから早々と脱落。現在は50勝79敗でメジャー最低勝率の3割8分8厘でア・リーグ西地区最下位に沈んでいる(現地24日終了時)。
ダルは現在、チームの遠征には帯同せず、本拠地アーリントンで治療を続けている。13日にDL入りしてから、球団からは投球練習どころかキャッチボールの許可すら出ていない状況だ。仮に今季中の復帰を目指して調整したところで、実戦登板は9月中旬以降になる。ダニエルズGMが消化試合でエースを投げさせるよりも、患部の治療を優先して早めに来季に備えさせようと考えるのは当然だろう。
念願のサイ・ヤング賞を受賞するためにも、来季開幕戦での復帰を目指して調整した方がよさそうだ。