首位争いオリを牽引 ペーニャに聞いた「本塁打量産」の秘訣
――本塁打の量産はその辺が理由?
「ホームランは狙っているわけではない。打席ではバットの芯で強くボールを叩くことに集中している。その結果が、ホームラン。だから、ホームランの数は気にしていないんだ」
――とはいえ、本塁打数はリーグトップ。メヒア(西武)が猛追してきているが、ホームランのタイトルを狙ってもいいのでは? 打点もリーグ2位です。
「(クビを何度も左右に振りながら)その気持ちは全くない。仮に自分自身の成績が良くても、チームが優勝できなければ、何の意味もない。今、チームはソフトバンクと優勝を争っている。そのタイトル(優勝)の方がオレは欲しいし、価値があると思っている」
――そこまで優勝にこだわるのは、クビにされた古巣ソフトバンクに対するリベンジの思いが強いからですか?
「(再び激しくクビを振りながら)それもノーだ。確かに、昨シーズンは結果が出せなかった(出場55試合で打率233、1本塁打、16打点)。けれど、それは自分の責任。チームのせいではない。それに、ソフトバンクは才能を持った選手が大勢いて層も厚い。競争も厳しい。そこで成績を残せなければ、試合に出られないのは当然だ。でも、オリックスは今季、そんな自分にチャンスをくれた。だから、ソフトバンクというより、オリックスへの感謝の気持ちの方が強い。だから、どんな形でもいいから優勝したいんだ」