監督代わり本腰 FA戦線に殴り込むヤクルトの“注目投手”

公開日: 更新日:

 人件費はバレンティン、ミレッジに今年は計4億円程度の大金を投じているものの、日本人選手に限れば、12年度から約2億円の圧縮に成功。不調のナーブソン、カーペンターの2人の助っ人の契約延長は微妙で、解雇となれば2人の年俸を合わせた約130万ドル(1億3000万円)も浮く。

■好調な売り上げ

「2年連続で最下位の可能性もありながら、観客動員は前年比でほぼ横ばいと健闘。一昨年より1000人程度、増やしている。球場の近くにグッズショップを新設した効果もあり、グッズ売り上げも好調だという。交渉では、中田賢一の時と同様、引退後の親会社での雇用など、『セカンドキャリア』を含めた条件を用意することも検討されているらしい」(関係者)

 上位の巨人阪神は来季も大型補強に乗り出す方針。広島、DeNAも近年は着々と力をつけている。中日も谷繁監督はじめ常勝時代の首脳陣が揃っており、今年のように苦戦するとは限らない。

 低迷が続くヤクルトは今オフ、出血覚悟で大胆に動かなければセ・リーグでいよいよ取り残されてしまう。真中一軍チーフ打撃コーチの監督昇格も決定的で、球団も本腰を入れて改革に取り組む用意があるようだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…