世界2位から大金星の福原愛 新コーチでフォアハンド進化
アジア大会の女子卓球団体決勝は、日本が中国に1―3で敗れて銀メダルに終わったが、1番手に登場した世界ランク14位福原愛は、同2位の丁寧を3-1で破り、今大会1試合も落としていなかった王国から初めて1勝をもぎとった。
丁寧は170センチの長身サウスポーでロンドン五輪シングルスの銀メダリスト。福原はこれまで5戦して全敗の強敵だが、この日は得意のバックハンドに比べると「かなり劣る」といわれてきたフォアから強打を連発。第4ゲームは0-7の劣勢からジリジリ追い上げ、コートの隅を狙われ対応できない丁寧を15-13で大逆転。どっちが中国選手かわからないような強さを見せつけた。
■リオ五輪メダル目標を明言
「(チームは)負けてすごく悔しいということは、中国にすごく近づいているのかな。馬場コーチと一緒に中国を意識して練習してきた。すごく自信になった」と語った福原は11月で26歳。6年後の東京五輪で代表になるのはさすがに厳しい。今は「16年のリオ五輪シングルスでメダルを取るのが目標」という。