詰め甘かった代表監督招聘 アギーレ「八百長疑惑」でまた露呈
「実は4日に検察局の幹部が『15日以内に関与者全員を正式に告訴する』と話したのです。そうなるとアギーレにも召喚状が届くのは必至。アギーレ日本代表は10日に新潟でジャマイカと、14日にシンガポールでブラジルと対戦しますが、アギーレはシンガポールから帰国せず、スペインに“強制送還”される可能性もあるのです」(現地在住ジャーナリスト)
■身辺調査に問題はなかったのか?
アギーレを連れてきた原博実専務理事ら日本サッカー協会は「シロであって欲しい」と気を揉んでいるだろうが、仮にアギーレが八百長に関与していなくても、「協会は軽率に過ぎたというそしりは免れない」とサッカーライター・平野史氏がさらに続ける。
「スペインやイタリアのリーグで長く指揮を執った監督を招く際、どんな清廉潔白な人物であっても、八百長に関与したことはないか、マフィアと付き合いはないか、といったダークな部分も“身体検査”した上で選ばなければならない。それくらい、海外のリーグには八百長が横行しているからです。アギーレは2部降格有力候補のサラゴサを最終節勝利で残留させましたが、残留決定済みのレバンテ相手に勝ったことを快挙と評価するだけではなく、ウラで何があってもおかしくないと、細心の注意を払う必要があったのです。それを怠った日本サッカー協会は、現時点で責任を問われても仕方ありません」