合宿回避のツケが…巨人にのしかかるファイナル初戦の黒星

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 戦う前から負けていた。15日のセ・リーグCSファイナルステージ初戦。巨人の先発は内海哲也(32)だった。今季7勝9敗の内海は、阪神戦0勝1敗、防御率5.54。4月の初対戦で5失点KOされると、その後は1試合に登板しただけだった。阪神の関係者が意味深なことを話していた。

「内海のクセが分かっている? それは言えないけど、うちの打者は変化球が見やすいらしい」

 初回の鳥谷の先制打、ゴメスの2ランはいずれも変化球を痛打された。ダメ押しの1点を失った三回に浴びた3連打も全て変化球。スライダーとチェンジアップは内海の生命線で、それを阪神打線に狙われた。

 打線も阪神先発の藤浪からわずか1得点。150キロ超の速球に振り遅れるシーンが目立った。

「問題は実戦感覚。相手にはファーストステージの勢いがある。優勝チームは間隔が空く。最初のうちはどうしても打者が差し込まれてしまうから」

 巨人は最終戦から8日間の間隔が空いた。橋上打撃コーチの心配は、まさに現実となった。

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