弱小球団も大金投入か メジャーでオリ金子「争奪戦」勃発
入札制度を使っての米球界挑戦が認められなければ、他球団への移籍も辞さない、とばかりにFA宣言したオリックス・金子千尋(31)に米球界はビビッドに反応した。
アリゾナ州フェニックスで行われているGM会議でこの日(現地12日)、数球団のGMがさっそく「ラブコール」を送った。
今季は先発陣の相次ぐ故障に泣かされたパドレスのA・J・プレラーGMは金子について「調査はしてきた。(移籍可能なら)補強リストの候補に入るだろう」と話し、関心の高さをうかがわせた。
昨オフ、田中将大(26=現ヤンキース)の入札に参加したアストロズのジェフ・ルーノーGMは金子ら複数の日本人選手を挙げ「いい報告を受けている。我々にとって日本はやり残した課題だ」と調査を続けていると明かした。
今オフ、エース左腕リリアーノのFA移籍が確実でローテーションの再編が急務のパイレーツも早くから金子の獲得に動くと報じられるなど、ここにきて日本の「サイ・ヤング賞」右腕の人気が沸騰している。