金子でも前田でもない…日米野球メジャー絶賛は“あの投手”
■ファレル監督も注目
現場にいた米放送関係者が言う。
「日本では金子と前田ばかりが注目されていますが、メジャー代表を率いるファレル監督(現レッドソックス監督)はその2人以外の選手にも注目していると話していました。そのひとりがアンダースローの牧田です。13年のWBCでも日本代表の抑えとして活躍しましたから。同じタイプの渡辺俊介(元ロッテ)が今春のキャンプに参加したように、レッドソックスは現在チームに所属している上原、田沢を含めアジア人投手を高く評価している。牧田は海外FA権取得まで5年以上かかりますが、本人がポスティング移籍を訴えれば、レッドソックスを筆頭に複数球団が獲得に動くでしょうね」
この日、先発した金子は二回にモーノーに2点本塁打を許すなど、5回を投げ3安打3失点と洗礼を浴びた。
「ホームランを打たれた時はボールが甘く入ってしまった。ストライクを取りにいってしまった」とは登板後の金子。
11日にはポスティング移籍が濃厚といわれていた中、国内FA権の行使を宣言。去就が混沌としてきたが、少なくとも現時点でメジャーリーガーに強い印象を残したのは「カネコ」ではなく、「マキタ」のようである。