一発更改の広島・大瀬良 スカウトが明かすシーズンの“助言”

公開日: 更新日:

 成功の裏に苦労あり、だ。2日、広島大瀬良大地(23)が契約を更改。年俸1500万円からの2000万円アップに一発サインした。

 今季は先発ローテの一角として活躍し、10勝8敗、防御率4.05。広島にとって12年の野村以来となる新人王に輝いた。「来年はルーキーじゃない。最低でも今季の勝ち星を上回って、防御率も2点台に持っていく」と話した大瀬良。ドラフト1位で入団し、新人王を獲得。絵に描いたようなサクセスストーリーだが、何の苦労も悩みもなかったわけじゃない。

「シーズン途中、悩んでいるという電話をもらったことがある」と話すのが、広島の田村恵担当スカウトだ。昨年のドラフトでは3球団競合の末、当たりクジを引いて歓喜の涙を流したスカウトといえば、覚えている人もいるだろう。

 その田村スカウトが言う。

「プロで1年間過ごすというのは、慣れてないルーキーにとっては生活やら体力やら、何かと大変なことが多いですからね。登板結果が悪かった時などにアドバイスをしたこともある。といっても、技術的なことは言いません。『打たれたとか気にするな。二軍に落ちても構わない。今はまだ細かいことは考えなくていいから、とにかく体調管理だけは気をつけるように。クーラーのつけすぎで風邪をひかないように、睡眠をしっかり取りなさい』といった感じです。1年間、ケガや病気をせずに過ごせたら、2年目以降の成績につながりますから」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇