八百長疑惑アギーレ後任候補にペトロビッチなぜ挙がらない
スペイン1部サラゴサ監督時代(11年5月)の八百長疑惑によって、地元検察庁から起訴されるのは時間の問題――といわれている日本代表アギーレ監督(56)。
欧州組の視察から昨4日午前に帰国したアギーレ監督は、日本サッカー協会差し回しの車に乗って成田空港を後にした。
都内に移動後、協会の顧問弁護士が2時間にわたって事情聴取。その顧問弁護士と協会幹部が同日夜に協会内で経過説明を行い、アギーレ監督は「八百長などやっていない」と主張したという。
「現時点で、アギーレ監督自身が八百長疑惑に関する会見を行う予定はない。6日のJリーグ最終節を視察したり、9日昼のS級ライセンス保持者向けの講演会、同日夕方のJリーグ表彰式にも出席する予定なので大勢の報道陣に囲まれ、騒動になるのは必至の情勢です」(サッカー専門誌記者)
■神経質になっている代表スポンサー
ともあれ、9月に八百長疑惑が取り沙汰されるようになって以来、アギーレ監督は「スペインで400試合の指揮を執ったが、ワタシは潔白」と何度も言ってきた。起訴状が受理された場合は裁判所の召喚に応じる義務が生じ、有罪ともなれば、最大で4年の懲役が科せられる。もちろん、プロ指導者のライセンスは剥奪され、サッカー界から永久追放される可能性も高い。