アギーレ八百長疑惑を協会静観 代表は深刻「イメージダウン」
スポーツライターの平野史氏によれば、さすがに協会内にも「シロでもクロでもスパッと見切りをつけるべき」という声が出始めているという。
スペイン1部リーグの八百長問題に関与したと疑われるサッカー日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)。28日付の地元紙マルカが、「スペイン検察庁反汚職課が調査報告書をバレンシア裁判所に提出し、12月1日にもアギーレらが起訴される可能性がある」と報じ、事態が大きく動き始めた。起訴状が受理されれば裁判所からの召喚に応じる義務が発生。有罪となれば、最大で4年の懲役が科される、とも報じられたのだ。
「問題となっているのは11年5月21日のスペイン1部リーグのサラゴサ対レバンテ戦です。アギーレが率いたサラゴサは、敗れれば2部降格が決まるこの試合で2-1で勝利。すでに残留を決めていたレバンテは主力を温存するなどし、当時から疑惑の目を向けられていた。今年9月にスペイン反組織犯罪対策検事局が『八百長の疑惑がある』と発表して今回の騒動に至ったわけですが、アギーレにはそれ以前から、特に金銭面でダーティーなウワサがつきまとっていました」(在欧サッカージャーナリスト)