醜聞対応後手、利権まみれ…日本スポーツ団体“迷走”の理由
「彼ら」とは主に競技団体の幹部だ。子供の頃からスポーツ漬け。メダルを取る連中はなおさらだ。現役時代の名前にすがるしかないのがほとんどだから、現役を退いてからは立場を利用して甘い汁を吸おうと目の色を変える。競技団体は結果として一流選手たちの老後の「救済機関」になり下がっている。政治家や役人とつるんで私利私欲に走るなら、その“意欲”を競技団体の本来の目的である選手育成やスポーツ振興に向けてしかるべきなのに、それをしない。いや、できないのが、いまの日本のアマチュアスポーツ界なのだ。