最終R進出逃した松山に「米ツアーで戦う技術足りない」の声
■好不調の波が極端すぎる
大会直前に「(コースには)苦手意識は別にない」と語っていたが、アマ時代から3年連続予選落ちしたコースを、またしても克服できなかった。前週とは別人のような不調を、田原紘プロがこう解説する。
「先週は飛距離が出る方が圧倒的に有利なコースで、好スコアが出た。そのイメージのまま強いボールを打ちたいとの思いがあったのでしょう。しかしトップからダウンスイングの切り返しの時に必要以上の力が入り、いつものタイミングより早かった。それがボールの曲がった原因です。要するに先週はコースが広かったため、ミスにはならなかったのですが、米ツアーでもフェアウエーの狭い会場では、ドライバーに安定感が足りなかったわけです。本人も原因はわかっているはずですが、さすがに試合をやりながら1週間で修正するのは難しい」
ツアープロには好不調の波はあるものの、優勝争いを演じた翌週に途端にゴルフがおかしくなることはあまりない。松山と上位争いを演じたJ・ウォーカー(36)は今週、通算23アンダーで優勝した。だが松山は先週の好調さを維持できていない。