最終R進出逃した松山に「米ツアーで戦う技術足りない」の声
ゴルフジャーナリストの菅野徳雄氏は「ここまで極端に好不調の波があるようでは、米ツアーではやっていけません」と、こう続ける。
「過去には青木功がこのコースで優勝したように、多くの日本人が好成績を残した大会で、特別狭いわけでも難しいわけでもありません。ハイスコアが生まれるところでこれだけミスが出るということは、コースを好きとか嫌いの問題ではなく、米ツアーで戦う技術がまだまだ足りない証拠です。今年は例年に比べて風が穏やかで、コンディション的にも楽だった。それなのにクラブをビュンビュン振り回すだけで、狙ったところに打ち分ける技術もない。行き当たりばったりで、試合ごとに試行錯誤を繰り返しているだけです。解説者はそろいもそろって『松山のショットは超一流』と言っていますが、良くないからミスが出ているのです。パットに関しても自信がなく、恐る恐る打っているから、芝目の影響を受けて入らない。ハワイでこんなゴルフをやっているようでは、オーガスタでは予選通過すら危うい」
飛んで曲がらないドライバーショットを身に付けない限り世界のトッププロとは勝負にならない。
コースが狭いからといってショットを曲げているようでは、メジャー優勝どころか米ツアー2勝目も怪しいものだ。