往年の名選手・九鬼潤さん「錦織は別格。全豪優勝を狙える」
もちろん、今回の全豪でもチャンスあり?
「もちろん! ケガさえなければ十分優勝を狙えます。今の男子プロテニス界は戦国時代。上位8人の実力差はほとんどなく、紙一重の状況です。しかもATP1位のノバク・ジョコビッチが27歳、2位のロジャー・フェデラーは33歳、3位のラファエル・ナダルが28歳、9位ながら去年ツアー4勝のマリン・チリッチが26歳。ベスト10に入ってる選手の中で25歳の錦織クンは、24歳で8位のミロシュ・ラオニッチに次ぐ若さです。あと2、3年はどんどん伸びてゆくでしょうから、ピークを過ぎたフェデラーを抜くのは時間の問題。世代交代とともに、彼が一気に世界の頂点に立つ可能性は高いと思います。全豪ばかりじゃなく、ボクらの時代では夢のまた夢だったウィンブルドン優勝を、もしかしたら錦織クンが達成するかもしれない。そう思うと、これからが楽しみでしょうがないですよ」
全豪の決勝は2月1日。九鬼さんの力強い言葉で、そのコートに錦織が立っているのは間違いないような気がしてきた。
■上戸彩ドラマのロケ地スクールで校長兼コーチ