ヤンキースがA・ロッドの「28億円ボーナス」支払いを拒否
禁止薬物に手を染めた代償は高くつきそうだ。
ドーピングによる出場停止処分から2年ぶりにメジャーに復帰するヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手(39)のことだ。
地元紙「ニューヨーク・デーリー・ニューズ」(電子版)が26日(日本時間27日)に報じたところによれば、ヤンキースは07年にロドリゲスと交わした記録達成ボーナスの支払い拒否を検討しているという。
ロドリゲスの契約には歴代のメジャー本塁打記録を超えるごとに600万ドル(約7億2000万円)のボーナスを受け取る条項が盛り込まれている。バリー・ボンズが持つ歴代最多の762本を更新すれば、最大で2400万ドル(約28億8000万円)を手にするという。
現在、歴代5位の654本塁打を放っているロドリゲスは、同4位のウィリー・メイズの660本超えまであと7本に迫っている。
今季中の達成は十分に可能だが、ヤンキースは昨季の出場停止を問題視しており、ボーナス契約の無効を訴えるとみられる。
ヤンキースは法的手段も辞さない構えを見せているだけに泥沼の訴訟劇が繰り広げられそうだ。