「制球アーティスト」と米で絶賛 岩隈久志は年俸20億円へ

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 昨年10月に球団が選択権を行使して残留は決まったものの、今季限りでマリナーズとの契約が切れる。メジャー3年間で38勝20敗、防御率3.07。77試合に先発してクオリティースタート(QS=6回以上を投げて3自責点以内)は49回。QS率64%は、MLB平均の53%を大幅に上回っており、FAになれば計算のできる先発として引く手あまただ。今季の年俸は700万ドル(約8億4000万円)。4月で34歳になるとはいえ、これまでの実績を考慮すれば、「4年総額6800万ドル(約81億6000万円)」の大型契約を手にする可能性もある。

 昨年11月にはトレード話が浮上。高額年俸での契約延長を避けたいマリナーズが、契約最終年を前に岩隈の放出に動いていると噂された。マリナーズが今季途中で契約延長のオファーを出すかどうかは微妙な状況。再契約を見送れば、FA市場の目玉としてその動向に注目が集まりそうだ。

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