“ポストタイガー”候補の松山英樹 米ツアーでの「本当の評価」

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「確かにゴルフが強く、確実に結果を出し、毎回のように上位に入ってくる。トラブルが起きても、何食わぬ顔をしてプレーを続ける。メンタル面もタフです。その一方でサービス精神に欠け、インタビューでは気の利いたことも言わず、愛想もない。米国人からしてみれば何を考えているか分からない、得体の知れない気味の悪さがある。そのうえ行儀もよくない。必ずしも正義の味方ではない、ヒール的な存在です。ウッズもアジア人の血が入っていますし、プロデビュー当初はヒール的な扱われ方をしていた。勝負にかける闘争心、悔しがり方など似ている部分がある。注意しておかないと、松山は近い将来、スピースやケプカといった自国のスター選手を脅かす存在になると、強い警戒心を持たれている」

■評価を勘違いすると足元をすくわれる可能性も

 松山の場合、“素行の悪さ”が人気面でマイナスになっている。一昨年のフライズドットコム・オープンで、同組で回ったデービス・ラブⅢから「ボールを置く際、正しい位置に戻していない」と注意された。また、昨年3月のキャデラック選手権ではパターをグリーンに叩きつけて6センチほどの穴を開け、それを見たイアン・ポールターから「マツヤマはバカだ」とツイートされ、騒ぎになった。ポストタイガーに取り上げられたが、ヒールは人気が上がらない。スピースやケプカとは同列にならないのだ。

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