中日・吉見が語る本音 「2年間チームが不振でホッとした」
――「吉見不在」の2年間、チームはBクラスだった。
「チームに迷惑をかけたと思うのと同時に、メッチャ自分勝手なことを言うようですけど、少しホッとするところもありました。さっきも言いましたけど、この世界は誰かがいないと誰かがカバーするもの。自分がいなくてチームが優勝していたら、やっぱり寂しいじゃないですか。だから今年は、自分がやらなくちゃいけないという思いはすごくあります。(同級生の)浅尾だったり、僕らの世代がしっかりして、チームを引っ張っていかなきゃいけない。まだまだ世代交代はさせないって思っています」
――年俸は2年間で半分以下(13年の2億9000万円から今季は1億440万円)になった。契約更改では落合GMから何と言われたんですか?
「『何もしてねえんだから、下がって当然だろ?』と。自分は『はい、そうです』と即答しました(笑い)。『やったら上げてやる』と言っていただいているので、そこはやってやろうと。あとは自分は、谷繁さん(監督兼選手)に投手として育ててもらったから、ここまで来れたと思っています。こんなことを言ったら怒られるかもしれませんけど、監督に恥をかかせたくない。とにかく谷繁監督を胴上げすることが今季の最大の目標。今季は大爆発したいと思います!」