ブルペン前みっちり 広島黒田“メジャー流”ハードトレの中身
「20億円オファーを蹴飛ばした男」が、いきなりベールを脱いだ。
18日、広島の黒田博樹(40)が、ナインとともに沖縄での2次キャンプをスタート。のっけから約200人の報道陣を仰天させた。地元沖縄市による歓迎式典が終わり、他の選手がアップの準備を始める中、黒田はひとり球場を後にして隣接する陸上競技場へ。その一室にあるウエートルームに1時間以上、こもったのだ。
メジャーでは、体力も集中力も豊富な練習前にウエートトレをやる選手が少なくない。全体練習が9時開始なら、その前に球場入りしてウエートルームでみっちり汗を流す。
メジャー帰りの黒田は練習メニューを一任されているとはいえ、最初から単独行動とあって報道陣はア然。イの一番にウエートトレとは、メジャー流全開だ。
ウエートトレを終えた黒田はキャッチボール後にブルペンへ。すると、報道陣に加えて1000人を数えたファンまで狭い通路に殺到。押し合いへし合いのパニックになった。
そんな騒動もどこ吹く風の黒田は、正捕手候補の会沢(26)を座らせて37球。カーブ、スプリット、カットボール、ツーシーム、フォーシームと、スライダー以外の持ち球をすべて試投。その後はクールダウンで汗を流すと、午後2時過ぎには球場を後にした。