席あまり、TVも見放す 寄せ集め「侍ジャパン」のドッチラケ
あるテレビ関係者が言う。
「今回は侍ジャパンの常設化に伴う弊害です。そもそも3月は日本だけでなく、メジャーも開幕直前ですし、もうひとつの野球大国であるキューバもシーズン真っただ中。日本と対戦できる相手は、セミプロの寄せ集めである欧州代表ぐらいしかいないのです。にもかかわらず、テレビ局はWBC本番の際の放映権のために、こうした魅力のない試合の放送もセットとして売りつけられている。今回、放映権を買ったTBSが1試合しか地上波で生中継しないのは、『このレベルの試合では地上波のゴールデン枠を2日連続で与えられない』という意思表示なんです。今回の2戦を最後に3月の日本代表戦はなくなる可能性が高い」
野球ファンだけじゃなく、大スポンサーのテレビ局にも見放されつつあるのが「3月の侍ジャパン」。高いカネ払ってこんな試合を見せられるファンはたまったもんじゃない。