侍J勝ち越しも…魅力なき日米野球に騒ぐメディアの勘違い
日本代表が大リーグ選抜に勝ち越したのは24年ぶりだと、スポーツメディアがかまびすしい。
先発の大谷翔平(20=日本ハム)が160キロをマークした昨18日の最終戦は、第4戦に続いて日本代表が連敗。それでも3勝2敗と勝ち越したのは久々だし、去る15日の第3戦は則本(23=楽天)、西(24=オリックス)、牧田(30=西武)、西野(23=ロッテ)のリレーでメジャー打線を無安打無得点に。テレビ中継の実況アナは「ついに日本のプロ野球はここまで来た!」と絶叫したほどだ。
今年の米球宴メンバーで、今回来日したのはカノ内野手(32=マリナーズ)、ペレス捕手(24=ロイヤルズ)とプイグ外野手(23=ドジャース)の3人だけ。過去MVP3回のプホルス内野手(34=エンゼルス)、今季29本塁打でチームを地区優勝に導いたアダム・ジョーンズ外野手(29=オリオールズ)らメジャーを代表する選手は当初、日米野球の出場メンバーに名を連ねながら途中で辞退した。
ドタキャンや返品は米国の文化とはいえ、実際に来日したメンバーがここまで地味な日米野球は珍しい。