ディクソン完璧投球にニンマリ オリ森脇監督のうれしい誤算
森脇監督はうれしい悲鳴か。
6日のオープン戦(対巨人)で初先発したディクソン(30)が5回1安打無失点という完璧な投球を見せた。
来日3年目の右腕は昨季先発ローテを守り9勝(10敗)を挙げ、オフには契約を延長。今季も先発陣の一角を担うとみられていた。
ところが、チームはオフの大補強で、バリントン(34=前広島)、ブランコ(34=前DeNA)を獲得。おかげで昨季以上に外国人枠の競争が激しくなり、ディクソンの「生き残り」が微妙になってきた。
現時点で開幕一軍が濃厚な外国人選手は前記2人の新加入組に加え、昨季141試合に出場してチーム2番の30盗塁をマークしたヘルマン(37)がいる。本来ならその後にディクソンとなるのだが、チームには金子、西、バリントン、松葉、東明、吉田ら先発陣が豊富で、欲しいのは中継ぎ。先発一本のディクソンより、救援も可能なマエストリ(29)となる。
ディクソンがこのまま好投を続けたら、指揮官はどうするのか……。