“推薦人”に聞いた ハリルホジッチは日本サッカーに合うのか
「ブラジルW杯前にインテル所属の192センチFWベルフォディルを外しました。選手たちにはハードワーク、攻守の素早い切り替え、正しい状況判断を求めます。ザッケローニやアギーレよりも選手には厳しく接するでしょう。でも、日本人のメンタリティーなら対立することはないでしょう」
――遠藤、香川、柴崎といったテクニシャンにもハードワークを求めるのでしょうか?
「たとえば柴崎、宇佐美ら将来を期待される選手を、ハリルホジッチ監督はどこまで改善させるのか、楽しみでもあります。しかし、いくらハードワークで運動量をアップさせても、そこで判断力が鈍ってしまったら、彼らの良さは半減してしまいます。兼ね合いが難しいところですね」
■メンバーをどう変えていくのか
――厳しさを求めるところは、ハリルホジッチ監督がボスニア人のイスラム教徒で妻がクロアチア人、母がセルビア人という家庭でユーゴスラビア内戦が勃発。彼自身も凶弾を受け、その後フランスへ逃れるなどオシム元監督と似たような体験をしたからでしょうか。