西岡ブレーキ…阪神・和田構想「100盗塁打線」が崩壊危機
ネット裏のスコアラーも「三塁は難しいんじゃないの?」と辛口だった。
右ひじを痛めていた阪神の西岡剛(30)が17日のDeNA戦で復帰。3番三塁でスタメン出場したが、4タコに終わった。オープン戦は19打数2安打。打率.105と低迷していることに加え、不安を露呈したのが守りだ。前出のスコアラーが言う。
「打撃の調子は上がってくるかもしれないが、問題は三塁の守備。打球に対する反応はやや鈍く、昨オフに右ひじをクリーニング手術した影響があるのか、一塁へは山なりで恐る恐る送球していた。三塁線にセーフティーバントをしたり、揺さぶりをかけるのが有効だと思う」
だが和田監督は「(西岡は)打席を追うごとに内容が上がってきている。ひじも気にせずプレーしていた」と語る一方で、「しっかり仕上げてほしい。(開幕まで)そんなに試合はないし、打撃だけでなく守備も守っていかないといけない選手」と言った。
開幕まで9日間の猶予はあるものの、このまま調子が上がらず開幕でスタメン落ちするようなら、「和田構想」はご破算だ。