「復帰登板」先送りで囁かれるオリ金子のしたたかな“計算”
昨年オフ、右ヒジ手術をしたオリックス・金子千尋(31)が「迷走」している。
手術直後は本人が「開幕に間に合わせる」と公言していたのに、今月20日には森脇監督から「27日の(開幕)登板はない」と発表された。その後は4月上旬の復帰が濃厚といわれながら、今度は準備していた24日のシート打撃登板を直前回避。無言を貫くエースに代わり、高山投手コーチが「本人の感覚もあるので」と説明した。
この金子のドタキャンに「ある計算が働いているのでは……」と疑惑の目が向けられているのだ。
仮に金子が24日のシート打撃に投げていたら、シーズン初登板は4月4日か5日の日本ハムとのデーゲームに組み込まれることが濃厚だったという。
「その試合で登板、その後に中6日のローテーションを守ると、以後は気象条件が投球に影響しがちな屋外球場のデーゲーム(コボスタ宮城、ほっともっと神戸)が続く。4月の仙台は昼間でも気温が10度前後。術後のヒジに負担がかかる恐れがあるし、神戸の気温も侮れないからね」とある球団OBはみている。