マー君に「すぐにでも手術を」の声にヤンキース指揮官が反論
6日(日本時間7日)のブルージェイズ戦で開幕投手を務めながら、4回5安打5失点と期待を裏切ったヤンキース・田中将大(26)。
全米のメディアがこぞって今季の田中の投球を不安視することに、ジョー・ジラルディ監督が真っ向から反論した。
8日のブルージェイズ戦を前に会見した指揮官は開口一番、「もし、タナカが故障しているのなら、彼は投げることすらできないだろう」と右肘靱帯部分断裂を再発させたとの報道を否定。一部メディアによる「すぐにでもトミー・ジョン(腱の修復)手術を受けさせるべきだ」との報道を一蹴した。
昨季に比べて田中の球威が落ちているとする見方についても、「彼は前進している最中だ。そもそも、去年の彼は90%近くをスライダーとスプリットの変化球で打ち取ってきた。直球で相手打者をねじ伏せてきたわけではない」とかばった。
昨季は3戦3勝と相性の良かったブルージェイズ打線に打ち込まれたが「去年のブルージェイズ戦で見せたような投球ではなかったが、打たれたのは単なるミスだ」とエース右腕への信頼を口にした。
田中は12日(同13日)のレッドソックス戦で、今季2試合目の登板が予定されている。